「集中できない」と言う悩みを持つ人に答えたことです。
まず、机の上を綺麗にしましょう。
大きな箱を用意します。段ボール箱でも結構です。そこに、今からの勉強に不必要なものをどんどん入れていきます。本当に必要か?と自分に問いかけて下さい。
縦に置いてある教科書たちや、今使わない本なども全部です。
カレンダーや鉛筆削りもです。
するとあなたの机の上は恐らく、鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム、今からやる問題集、タイマーというシンプルな形態になっていると思います。
これだけで集中力がアップするって信じられないかもしれませんが、騙されたと思ってやってみてください。

次に、部屋を暗くする、という方法です。基本編と併用すれば集中力が格段にアップするでしょう。
用意するものは、スタンドライト。これだけです。スタンドライトをつけて、あなたの手元を照らします。そして、部屋の電気を消します。
これはよく映画館に例えられますね。
映画館でどうして映画を見ることに集中することができるのかというと、室内が暗いためにスクリーン以外に注意がいかないからですよね。映画館でのスマホの光が余計に気になるのも、スクリーン以外に余計なものがないからですね。
映画館内が明るかったら、色々気になって映画の内容が入ってこないでしょう。
仕事や勉強でも同じなのです。というわけで、部屋を暗くする効果がわかったと思いますが、ここである疑問が出てくると思います。目は悪くならないの?ということです。
よく言われますよね。目が悪くなるから電気つけなさい、みたいなことを。

実は、悪くなりません。
暗いところで作業すると目が悪くなる、という医学的根拠はありません。
なぜこのような迷信が広まっているかというと、目の悪くなる要因と合わさってしまっているからです。
目の悪くなる要因として、近距離で同じものを見続けることです。スマホやテレビなど見続けたら、視力低下しますよね。

暗いところでものを見ようと思うと、どうなりますか?
物との距離も近くなってしまいますよね。だから目が悪くなるよ、とよく言われるということなのです。視力が低下するのは「暗いから」ではなく「近いから」なのです。
また、視力低下の原因はもう一つあります。
液晶画面などは変に明るいですよね。それを暗い中でみると、私たちの目は知らず知らずのうちに暗い場所と明るいものを交互に見てしまっています。
すると、瞳孔が開いたり閉じたりして、目はものすごく疲れていくのです。
明るいところと暗いところを交互に見ると、目が酷使されて疲れるよ、そして目が悪くなるというお話です。
暗さが視力低下の原因になるという話は、この2つが元になっています。

しかし今回紹介したのは机の上だけ明るくするということなので、暗い中で同じものを見続けるということ、明るいところと暗いところを交互に見るのとは違うわけです。
ですから、時々目を休めることは必要ですが、目は悪くならないと言い切れます。

目に優しい光を放つスタンドライトも売っているので購入してみるのもいいと思います。
集中できると、人生の密度が増します。大丈夫です。応援しています。
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